CONCEPT
葉っぱ助産院の想い
院長紹介
山田葉子( やまだようこ ) 院長/助産師
北九州市門司区出身
1993 年 徳島大学医療技術短期大学部 看護学科卒業 看護師免許取得
1994 年 徳島大学医療技術短期大学部 専攻科助産学特別専攻卒業 助産師免許取得
2000 年 看護学士取得
2011 年 堤式乳房マッサージ法認定取得
2014 年 母乳外来専門葉っぱ助産院開業
2022 年 堤式より独立し、はっぱ式として始動
その他、愛知県内の総合病院やクリニック、千葉県内のクリニック、北九州市内のクリニックなど各施設の産科病棟にて助産師として約 10 年間勤務。
「本物の技術」を提供
き っかけは乳腺炎の人を泣かせたこと
当院は2014年の開院以来、これまでのべ7,000人以上のママの母乳ケアに携わってきました。また、その間ずっと「本物の技術」にこだわってきました。
始まりは15年も前に遡ります。私がまだ病院勤務をしていた頃のこと。
ある日の母乳外来担当の時、産後数か月の乳腺炎の方が来られました。その方はその病院で出産し、それまで何回か母乳外来に通っていた方でした。
しこりが赤く腫れあがり、薬は飲んでいるものの、痛いから診て欲しい、とのこと。その時の私は、ただ「おっぱいが詰まっているんだから、出せばいいのでは?」と軽い気持ちでマッサージを始めました。
ところが、20分、30分とマッサージをしても一向に良くならず、それどころか赤みが増し、悪化しているように見えました。だんだん私は「これはマズいのでは?」と思い始め、先輩に相談しました。
すると、その先輩はおっぱいを見るやいなや、「これは私には触れない!どこか専門の助産院に行ってもらって!」
大ショックでした。
私は当時すでに助産師になって十数年。それまで幾度となく「おっぱいマッサージ」というものをやってきたはずなのに、乳腺炎1つ正しく判断することができなかったのです。
しかもその日は土曜日で、すでに夕方5時。近くの助産院を探して行ってみて、と言ったものの、その後どこかで診てもらえたかは定かではありません。
「もうここでは診てもらえないのですか?」泣きながら帰られた姿が今でも目に焼き付いています。
助産師になって10年経っても、結局何も知らなかった自分。
その現実を突きつけられました。
この時に決意しました。
「絶対に専門の乳房マッサージを学びに行こう」
きちんと学んで、二度と泣かせたくない、そう思いました。
その後1年間東京で乳房マッサージ研修を受け、さらにその後1年間母乳外来専門病院に勤務し、2014年地元で葉っぱ助産院を開院しました。
実は、助産師は学校や職場などで一度も乳房マッサージを学ぶ機会がありません。
なので、改めて研修を受け、初めて自分がおっぱいの事を何も知らなかったことを知りました。そして、研鑽を積むことで、ようやく理解できるようになってきました。
「本物の知識と技術をもっていなければ、正しく治せない」
この事を今実感しています。
当院では、今後も「本物」を提供し、本当に困っている方たちを救っていきたいと思います。